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シフル ルージュに100本限定のGMT

レッド(ルージュ)をデザインのアクセントとし、アシンメトリーなケース形状となっているなど、特徴的なシリーズとしているのが、「シフル ルージュ」だ。

2015年は、世界限定100本のGMTウォッチが用意された。ベースムーブメントは、ゼニスのエリート(Cal.682)。センターにGMT針を配したオーソドックスな様式となっている。文字盤デザインはシンプルで抑制の効いたデザインだ。インデックス類はコンパクトに設計されており、これがGMTウォッチであることを忘れてしまいそうなくらい。

シルバーオパーリンの文字盤の発色はエレガントそのものであり、スーツシーンに似合うデザインにまとまっている。名の通ったファッションブランドで、メカとデザインのバランスの取れた機械式時計をお探しなら、ピッタリの1本だ。

逆転の発想、文字盤を美しいローターで魅了

ディオールのメンズの定番「シフル ルージュ」の限定モデルが登場。基本のシルエットを崩すことなく、今年はゼニスのエリートを搭載したGMTウォッチで、より実用性の高いコレクションをラインナップした。

また2015年モデルの中で特筆したいのは、レディスである。新展開の「ディオール ユィット」は多くのバリエーションがあるなか「ディオール ユィット グランバル」のフェイスには目を奪われた。文字盤の上には美しい装飾を施した回転ローターが配されている。通常、自動巻き機構のメカとして目立たないパーツである「ローター」を文字盤側に配置。腕の動きに連れて回転する様子は非常に美しく、機械式のレディスウォッチの新境地をひらいたと言えるだろう。

ボリュームのあるボディに高級感がにじみ出る

世界初のフルチタン製腕時計として登場したアテッサ。このモデルはそんなアテッサのスポーツ感覚を強調するような正統派クロノグラフ調のデザインが秀逸だ。

43mmケースは非常にボリューム感があり、このモデルではミドルケースとインダイヤルがピンクゴールドのカラーで彩られている。このサイズ感とカラーリングが高級感を醸し出し、ブラックとのコントラストも際立っている。

操作性に優れたダイレクトフライト針により、世界中の都市の情報がただちに呼び出せるワールドタイム機能に、1/20秒計と60分計を備えたクロノグラフなどを装備し、非常に高い耐傷性も兼備していることから、バカンスの海外旅行にはうってつけであり、この夏、手に入れたい1本に仕上がっている。

耐久性と着用感の高いアルカンタラを使用

モデル名の「ヴェロ」はスペイン語で“飛行”を意味する。センターに24時間針を搭載するGMTクロノグラフ、というと航空時計を連想させるが、このモデルは、ほかにはない味わいがある。

1940年代のクエルボ・イ・ソブリノスのスケッチからインスパイアされたデザインを取り入れ、ブルースチールの針や12、3、6、9時のインデックス書体は、大変にクラシカル。ラグには段差を入れる装飾がほどこされ、その段差はクロノグラフのプッシュピースまで連続している。ケースバックから覗くムーブメントのローターには、ハバナにあったクエルボ・イ・ソブリノス本店の金庫に刻まれたものと同じ、唐草模様の彫金がほどこされている。装飾性が高く、レトロでシックな雰囲気が強烈なのだ。

ストラップは裏材に、耐久性と着用感の高いアルカンタラを使用。第2時間帯表示機能付きの時計を求めていて、普通のデザインには飽き足らない人に、この時計はお勧めである。

独特の唐草模様の彫金が映える

腕時計の内部機構が透けて見えるシースルーモデルは、機械式時計の面白さを堪能させてくれる。ゼンマイが徐々に解け、歯車が連動して、アンクルやテンプがけなげに動いて、それに応じて針が回る。そんな様子を観察することも機械式腕時計の楽しみのひとつだ。

自動巻き式ではなく、手巻き式なので、ケースバックのメカニズムを鑑賞するときに、遮るものがなく、いちだんと深く味わえる。また文字盤や、ムーブメントの地板や受け板に施された繊細な彫金も楽しめる。その唐草模様の装飾は、かつてのクエルボ・イ・ソブリノスがキューバ・ハバナに構えた本店の金庫にほどこされていた装飾を、再現したものだ。繊細な細工によって時計界では異色のラテン系のルーツをもつことを表現し、機械式時計のもつ芸術性をも再確認させてくれる貴重なタイムピースである。

カクテルとシガーが似合う腕時計ブランド

クエルボ・イ・ソブリノスは、ブランドのルーツがキューバ・ハバナにあった時計宝飾店に遡る。ブースは、まるでラテン系のホテルやバーを訪れたかのような錯覚に陥る愉快な空間だ。今回は、自らの名を冠したクラッシクカーレース、クエルボ・イ・ソブリノス カップに出場するクラシックカーも展示するなど、演出に一段と力が入っていた。2015年の新作は、かつての本店に由来するデザインや縁のあった偉人に関わるモデルが登場し、ヒストリカルなエピソードからブランドのアイデンティティを表現。独特の世界観に広がりを見せていた。